



なぎさベーカリー
2024.11
場 所:大阪府堺市南区
用 途:パン屋
施 主:豊総合保険事務所 / 田中 豊己
写 真:臼井 淳一
販 促:3LC / 西山 潤
内 装:田中建築 / 田中 正成
照 明:遠藤照明 / 山内 康輝・福田 聖
電 気:ハイリード /
新谷 正剛・早稲田 真也・西中 智樹
軽 鉄:ジーク / 村上 正人
左 官:Add Wall / 松下 陽祐・松井 美咲
サイン:泉 大介
植 栽:ドマル / 金井 崇征
厨 房:ベーカーズプロダクション / 熊岡 進
コンセプト
大阪府堺市の商業施設「サンピア光明池」内にあるテイクアウト専門のベーカリーショップ。
店主は「日本一元気な保険屋さん」を理念に掲げる保険屋さんで、元気の源を地域に届けたいという強い想いから「毎日朝から焼く食べたら元気になるパン屋さん!!」を創りたいとご依頼頂きました。
そんな店主はサーフィンやサザンオールスターズの「なぎさホテル」が好きとのこと...
店主は、お客様に元気を届るためには自分が好きで元気の源をもらえる場にすることだ!!
と考え「なぎさベーカリー」と名付けられました。
そこで店舗の空間は、店主の元気の源を空間の構成要素として再構築し新たな魅力として付加価値を空間に反映することにしました。空間構成は、外部に面する人通りの多い路面店であったため、お客様を店内に誘う大型什器を売り場の中央に配置。既存で再利用する什器であったため空間の構成要素である「渚」や「海の家」の要素をラインが強調されるデザインやカラーで再利用しました。
また、アイキャッチとして主力商材であるバケットをサーフボードショップの陳列方法やバケットの製作仮定の様を新たな陳列の魅せ方として再構築、海の家の屋根などに使用する波形スレートにサーフボードの様に立てかける陳列方法をご提案しました。
店内については、天井に8色のブルーのルーバーを計画。陳列部分とそれ以外の部分を異素材で分けることでより商品に視線を誘うことを目的に配置。色やピッチについては、構成要素である「なぎさホテル」のメロディをカタチにするためサビ部分の拍子を間隔、音階を色で表現させて頂きました。
この場所から店主の元気の源が地域の方だけでなく、日本全体に届けられたらなと思いを込めてデザインさせて頂きました。